HIROAKI IIYAMA OFFICIAL
 

 

 


 

今回も、またまたワチキが最近読みまして・・・

心に感じ沁みましたある新聞の記事でございました。

お茶目でちょっぴりためになる小粋なコラム話でございま〜す。

お話の進行は、昔懐かしい長屋ものの落語仕立てとなっておりやんす。

登場人物は、 物知りの「長屋のご隠居」と世間知らずのご存知の「熊さん」。

ふたりは勿論、今夜も月見酒を酌み交わしておりやんす。

真ん丸お月さんを見ながら、ほろ酔いの熊さんがご隠居に語りかけます。

熊さん「ご隠居、消費税が上がるって本当なんですかい?」

 ご隠居「いやいや、この前の選挙で争点になったけど、まだ決まっちゃいないと思うよ。」

 熊さん「そうですかい。なんせ、うちのかかあが毎日毎日やいやい言うもんでね・・

     やれ白菜がネギが春菊がって

    野菜が高くなったうえにまた消費税までじゃ〜

     あんたの稼ぎじゃ〜、やってけな〜いって!

    んでも、あっしはあっしなりに額に汗してガンバってんですが・・・

    なんせお手当てのほうがさっぱりで・・・。

    それにひきかえ儲け儲けて『平成の脱税王』なんて言われた偉〜え人も

    いたわけでしょ。

    われわれ庶民にはなんか、釈然としねえんですがねえ」

 ご隠居「う〜ん、確かにそうだねえ」

 熊さん「それにしてもご隠居。

     あっしにはなんだか・・・『脱税』の『脱』と『税』の形がね・・・

     なんですがねえ似て見えるんで。

     だって字の右側が同じでしょ。

     だけど〜、字の意味はまったく違う。これ も釈然としねえんで・・・」

 ご隠居「うん、よ〜く気づいたな熊!

     『脱』の左側は『肉月』で体、『税』の左側は『禾(のぎ)偏』で

     穀物なんかを表しているんだ」

 熊さん「なるほど。で、右側は?」

 ご隠居「もともとは。『兌』って書いてたんだ。

      これにはな・・・『喜ぶ』とか『取り換える』なんて意味があるんだ」

 熊さん「へ〜え、そうなんですかい・・・でもご隠居

     『税』も『脱』も、あっしなんかにゃ〜とっても喜ぶってことにゃ〜」

 ご隠居「う〜んまあな。

     でも熊さんや、『兌』が付いた漢字にはな

     『抜け落ちる』 とか『剥ぎ取る』なんて意味にも連なるものがあるんだよ」

 熊さん「へ〜え、そうなんですかい。

     それで・・・『税』と『脱』。あっあ〜『税』 は『禾』が穀物だから『穀物を剥ぎ取る』かい!」

 ご隠居「そう。収穫した穀物の一部を納める・・・つまり『年貢』のことだな。


     『脱』は『体から衣服を剥ぎ取る』ってことだろ」

 熊さん「なるほどねえ。『脱毛』って言えば・・・『毛が抜け落ちる』かあ〜

     こりゃ ご隠居たいしたたまげたもう一杯!」

 ご隠居「こらあ熊、なに〜人のおつむ見て感心してるんだよ。

     『虫偏』が付いた『蛻 (せい)』は、蝉や蛇の抜け殻のことなんだよ」

 熊さん「そうなんですかい、なるほどねえ。

     でもご隠居、これ以上税金が上がると・・・煙草じゃねえが

     このお酒もこうやって呑めなくなるねえ」

 ご隠居「まあ〜熊さん、そのときにゃ・・・『年貢の納め時』ってことで・・・

 『酒 は酒(避け)るんだな!』

  ・・・・・ではでは、おあとがよろしいようで!!』

                                      
  

 

                          
・・・朝日新聞さんのコラムより
                                        
2010年10月20日(水)

 

朝夕とやっと秋らしい空気を感じられ、味覚や快眠の秋

・・・そして読書の秋!

そこでまたワチキが最近読みました本のなかからホントにあったというお話で

月明かりのなか、すすきの見える縁側で、団子をほおばりながらの秋の夜長を・・・

では始まりはじまり・・・

大学最後の年を迎えようという夏

何人かの友だちと一緒にニュージャージーの海岸に一軒の家を借りた。

ある火曜日の夜九時半ごろ、一人でその家を出て、海岸まで歩いていった。

心地よい 風が吹いていた。

辺りには誰もいなかった。

そこで服を脱ぎ、丸めてその辺りに置いて、ざぶ〜んと波のなかに飛び込んだ。

気持ちよく20分ほど、波に乗って泳いだ。

そして岸に戻って水から上がると、なんと服は消えていた。

あっちこっちと探しまわっても見つからない!

・・・どうしょうか?と立ちすくんでいると、人の声らしき音が聞こえた。

海岸沿いを歩いている数人のグループでみんなこっちに向かって歩いている。

あの家に走って帰ろう!と決意した。

ここから家までは五、六十メートルほど。

真っ暗な道を走っていくと、開いたドアが見えた。

少なくともドアの向こうから漏れている光が見えた。

しかし駆け寄っていって、もう少しでドアに辿り着くというまさに最後の瞬間に

そこに網戸があることに気がついた。

が、もろに網戸に突っ込んでいった。

そして、居間のど真ん中に立っていた。

そこには父親と小さな子供二人がカウチに座ってテレビを見ていた。

私はといえば、一糸まとわぬ姿で部屋の真ん中に突っ立ている。

私はくるっと回れ右して、ずたずたに破れた網戸を駆け抜けて

一目散に海岸へ引き返した。

右へ折れて走りつづけて、あっちこっちと探しまくり

やっと服の山をなんとか見つけた!

私は‘引き波’というものを知らなかったのだ。

はじめ水に浸かった場所から波によって、4ブロックほど先へ押し流されていたのである。

翌朝、網戸の壊れている家を探して海岸を歩いた。

あっちこっちと探しまわって、 やっと問題の家がなんとか見つかった。

そこでドアの残骸をノックしょうと歩いていくと家のなかから

あの父親がこっちへ 出てくるのが見えた。

私はしどろもどろに話し出し、なんとか言い終えることができた。

「ええ〜と、昨夜のことは・・・とても・・・申し訳なく思っておりまして

・・・網戸の弁償をさせていただきたいんですが!?」

が、父親は何とも芝居かかった調子で両手を投げ出して言った。

「そんなお気遣いはご無用ですよ、お嬢さん。

なんせ我が家での今週最高のエンター テインメントでしたからね!」

                                   …飯山弘章
                                        
2010年10月5日(火)

【残暑お見舞い申しあげまっ〜する!】


 

今年は日本列島各地で観測史上初の連日の猛暑やら熱帯夜続きで

ワチキ同様、皆々さまにもさぞかし寝不足+活動意欲減退のことと思いまっす る。

そこで、ワチキからの暑さをひととき忘れるひとつのお話をプレゼントいたしまっちょ。

これはワチキが最近読みました本からの実話でございまっする。

ではでははじま り始まり・・・

  『1937年の冬、クリスマス直後。

大恐慌はまだ続いていたが、私は上機嫌 だった。

1月の終わりには小学校を卒業するのだ。

私は12歳。

クラス最年少で、背もとび抜けて一番低かった。

母は私に今だに半ズボ ンをはかせ、寒くなるとウールのニッカーズとハイソックスをはかせた。

クラスメートの大半はもう半ズボンをはかなくなっていたが

私より年も上で背も高くても、ニッカーズはまだみんなはいていた。

長ズボンまで進んでいるのは、特に大きな14歳の子が二人いる程度だった。

ところが、卒業式にはみんなが同じ服装で出ることになっていた。

ワイシャツ、ネイビーブルーのニットタイ、ダークブルーのウールのサージの長ズボン。

ニッカーズをはいている子にどうするつもりか訊いてみると、長ズボンをはいてくると言われた。

式の一週間まで待った末に、私は母親に話した。

これは極力慎重に切り出さないといけないと思った。

寒い月曜日の午後だった。私は学校から、足下の危なっかしい街路や横断歩道を

さんざんく踏みしめながら歩いて帰ってきたところだった。

溶けた雪、もう一度凍った雪で出来た分厚い層のそこら中に、深い溝やわだちが刻まれていた。

家のなかは暖かく、心地よかった。

私は重たいオーバーを廊下のク ローゼットにしまいながら

バターで魚をソテーしている美味しそうな匂いを嗅いでいた。

そしてミルクを一杯もらいに台所へ入っていった。

これがわが家の数少ないささやかな贅沢だった。

「ねえママ、いい匂いだね。僕、魚大好き!」と私は言った。

「まだねだっても無駄よ」と母は言った。

「あんた、いつも早々ねだりに来るけど、いま食べたら晩御飯の分はなしですからね」

これが私たち二人がいつも演じる、ささやかなゲームだった。

結果はいつも同じ。

私 がしつこくせがみ、あんたといると頭がどうかしちゃうよと母が音を上げる。

やがて母は折れて、たっぷり味見させてくれる。

そして晩御飯にもしっかり一人前、お皿に載せてくれるのだ。

でも、この日、私はそのゲームをはじめなかった。

「ねえママ」と私は言った。

「卒業式のことなんだけど・・・・・」

「なぁに?」と母は、バーナーの上でフライパンを揺すりながら言った。

「僕ね、一等賞のメダルもらうの!」と私は言った。

レンジの上の作業を続けながら、母は首から上だけ後ろに回して私を見て

満面の笑顔を浮かべた。

「すごいじゃない、坊や。パパもママも行きますからね、最高に鼻高々よ」

私の顔を見て、何かまずいことがあるのを母も勘づいたにちがいない。

レンジの方に向き直って

「それで?」と母は言った。

「それでね、長ズボンをはいてかないといけないの」と私は言った。

予想どおりの答えが返ってくるのに時間はかからなかった。

「坊や、いま家には新しい長ズボンを買うお金はないのよ」と母はひどく静かな声で言った。

「それは知ってるでしょ」

「わかった!」と私は叫んだ。

「じゃあ卒業式には出ない。それに、僕、家出する!」

私は母の出方を待った。

母はフライパンを何度か揺すってから、魚を一つずつひっくり返して言った。

ひどく静かで、溶けたバターがフライパンでじゅうじゅういっている以外何の音もしない。

母は私の方を向いた。

のばした手にはフライ返しが握られ

その上に黄金色の魚のソテーが一切れ載っていた。

「さぁこれ!」と母は言った。

「テーブルでロールパンを切って、美味しいフィッシュサンドを作りなさい。

私だったらまだあきらめないわね。ズボンのこと、何とかしましょうね」

私がサンドイッチを作るのを母は見守った。そして私が食べるのもそのまま見守り

一口噛むごとにむむむと悦びのうなりを漏らすのを面白そうに眺めていた。

「それでもつわね」と母は言った。

次の土曜日、 母が「買い物に行きましょ」と言ったとき

母が問題を解決したことを私は知った。

午前なかば、街を襲っていた厳しい寒さに備えて二人ともたっぷり着込み

ウエスト チェスター・アベニューを通る市電に乗った。

東ブロンクス一のショッピング街サザン・ブルバードで降りた。

めざす洋品店はすぐそこ、四つ角を二つ行ったあたりだ。

思い出せるかぎりずっと、私のズボンはミスタ・ゼンガーの店で買っていた。

私はミスタ・ゼンガーが好きだった。

いつも決まって口にする
「任しときな坊主、一等いいやつを選んでやるからな、最高にカッコいいやつをな」

という科白を聞くのも楽しかった。

でも今日はその前に、まずブルバードをもう少し先へ行き

いままで私には目にも入っていなかった場所の前で私たちは立ち止まった。

母は言った。

「ここで待ってなさい」

母はドアを開けて、ちょっと銀行みたいな感じの店に入っていった。

ドアの上にか かった看板を私は読んだ。

「個人貯蓄貸付」

10分くらいして母が出てきて、二人でズボン店に行った。

ミスタ・ゼンガーは私に、世界中どこへ行ってもこれよりいい品は絶対にないこと間違いなしの

ピュアウール100%、ネイビーブルーのサージの長ズボンを選んでくれた。

それからミスタ・ゼンガーは私の股下を測って

私たちが待っている前で裾を上げてくれた。

直し代も入れて、しめて3ドル50セント。

新しいズボンは茶色い紙に包まれ、紙は紐で縛ってあった。

その包みをしっかり脇に抱えている私を残して

母はミスタ・ゼンガーにお金を払いにいった。

ハンドバックから母が小さな茶封筒を取り出し、封を破って中身を抜き出すのが見えた。

中には真新しい1ドル札 が4枚たたまれていた。

母はそれを丹念に開いてミスタ・ゼンガーに渡した。

ミスタ・ゼンガーがレジをチンと鳴らして、50セントの釣銭を母に渡した。

市電で母と並んで座ると、私は窓側の席に座って、乗っている間はずっと外を眺めていた。

家までの道程の半分くらいまで来て

ブロンクス河橋をゴトゴト渡るあたりは大して見るものもないので

前に向き直った。

膝に置いたハンドバックの上に組んだ、母の両手がちらっと目に入った。

そのとき私は、母の左手薬指をいつも囲んでいた

無地の金の結婚指輪がなくなって
いることに気づいた。

                                  ・・・・・ジョン・キース著』

さてさて、いかがでしたでしょうか・・・

ちょっぴり切なく、ほろっとさせられる素敵なお話だとワチキは感じ

ちょっぴり暑さを忘れられまっちょ。

ではまだまだ残暑が続きそうですので

皆々さまにはくれぐれもお身体を ご自愛くださいませ!

                                   …飯山弘章
                                        
2010年9月9日(木)


 


【恒例お江戸ご近所桜開花追加情報】

 

桜が…ひらりひらひらと…散りはじめましてござんす。
皆さまには満開桜の下を‘ちぃ〜と散歩’されたり
花見酒ではさぞかし盛りあがったことと存じやす。
桜も咲き散る花として…
さぞやこの上なき冥利のことでござんしょう!!

…さてそれでは皆さまには…
来月は、ワチキの奮闘ぶりをご覧いただきまして…
それを肴にまた一盛りあがっていただければ…
いとありがたしありがたし…でござんす。
ではではご一報心待ちにしておりやんす。

 
2010年4月6日(火)

【恒例お江戸ご近所桜開花情報】

 

さぁさぁ皆さま
待ちに待ったお江戸桜の満開報告となりましてございます。
どの蕾もじつに見事な咲きっぷり…
今回は恒例のご近所神田川界隈のほかに…
毎週‘剣塾稽古’で出向きます
新宿スポーツセンターの公園の小高い丘に咲き誇ります
満開桜もご覧ください…
もちろん、来月の客演芝居も…
ではヨロシクお願いいたしま〜す!

 
2010年4月1日(木)

【恒例お江戸ご近所桜開花情報】

 

本日は久しぶりの雲ひとつない青い空でござんす
…しかれども肌寒し。
近ごろのお江戸は、ブルブルSOMEさむ〜い気温の
毎日にござんして…
花見はしたけれどもいとまだ寒しのハックション状態…
さてさて、神田川沿い界隈の桜開花も
五分咲き、六分咲き、七分咲きなどなど
まだまだ…満開は今週末とか!…

一方、今回客演いたします芝居の公演チラシも
満開の桜がベ−スの綺麗な仕上がりになった模様…
いよいよ花見も稽古もはじまり
お江戸もワチキも盛り上げっておりまっする…
うぃ〜カンバイ!!

 
2010年3月30日(月)

【恒例お江戸ご近所桜開花情報】

 

本日は雲ひとつない快晴のお江戸にござんす。
甲子園選抜もパ・リーグも始まり春爛漫…
さてさて、我がご近所神田川沿い界隈の
桜開花報告にござんす。
まだまだもうちょいの蕾々でいっぱいの中…
やはり毎年一番咲きの
‘南小滝橋’脇の一本の八つの蕾が綺麗に咲きました!
…いよいよ今年も花見のはじまり始まりとなりまっする…
うぃ〜っ!!

 
2010年3月23日(火)

【恒例お江戸ご近所桜開花情報】

 

あんれまぁ〜
今朝のお江戸新聞瓦版によれば…
江戸城内堀近くの日比谷公園の
小音楽堂に近い第一花壇の‘ソメイヨシノ’の一本が
非公式ながら開花したとか!
…こりゃ〜一大事と我が家近くの
神田川沿い桜並木を確認に行けども…
こちらはまだまだ蕾ばかり…
しかれども、お隣さんから戴いた
我が家のキッチン窓前にある
タンブラ−にさされた桜の小枝の一輪が見事に咲きました!

…ではまた開花報告いたしまっする。

 
2010年3月22日(月)

【お江戸桜だより】

 

さぁさぁ皆衆〜

ただいま華のお江戸に咲きます河津桜は
まぁまぁまさに大満開にござんす。
そこで先日ワチキは
親友のお父さまが贈られたお江戸下町深川木場にあります
河津桜並木を観ながらの
‘花見酒’と洒落こみやんした。
まずは友人持参のディレクターチェアにどっかり腰掛けまして
これまた友人持参の
おフランスワイン&カマンベールチ−ズで
満開桜を眺めながら酒盛りとなりやんした。
ではでは、その咲きっぷりを
とくと…ご覧あ〜れ!

 
2010年3月9日(水)

【お待たせ号外】


寒中お見舞い申し上げまぁ〜す!
…長々お待たせしておりました 今年初めての芝居が正式に決まりましたので
お知らせにいたしまぁ〜す。

またまた又々々の六回目となりますスッカリお馴染みとなりました
小坂逸作・演出の舞台の客演にございます。
上演月日:5月19日から23日まで。
劇場:新宿シアターモリエ−ル。
芝居内容 : 「八犬伝」を小坂君なりの世界観で創りますとか…
例によりまして、わたくしの役どころに関しましては…し獅子四シ〜のシ−クレット!
…観てからのお楽しみにございます。

ではまた、詳しい公演時間や公演チラシ等の情報は
わかり次第、お知らせいたしまぁ〜す。
それまで皆さまには何かとお忙しい時期とは思いますので
どうか観劇のご検討を宜しくお願いいたしまぁ〜す!

また来る二月三日水曜日‘節分’には…
今年で三年連続なります…
中野サンプラザ前広場での ‘殺陣披露’14:15〜45…
&中野新井薬師梅照院本堂前特設舞台での‘奉納殺陣’15:30〜45…を行いまぁ〜す。
お近くの皆々さまには、ぜひご高覧いただければこの上なき幸せにございまぁ〜す!                                  

 

                                   …飯山弘章
                                        
2010年2月吉日

【お蔭様で 無事終了いたしました 】


お蔭さまをもちまして…”♪ブルースな日々 家へ帰ろう。”の座長の大役も…
ご覧いただいた皆さまから多くのご声援をいただき無事につとめ終わりました。
ホッと一安堵です。
〜沢山の共演者の皆さんやスタッフの方々に支えられ…
私のこの年代で是非やってみたかった念願の‘座長’という役柄が今回でき
幸せの極みにございます。
想い起こせば今から二十年前…KID時代にやりました‘座長=二代目中村浩吉’を
実年齢でもう一度やりたい!と願い、実施時期や現代にあった台本の
手直し等々思案し続けていました。
が、なかなか思うように進まずにおりました。
それがこの度…是枝正彦氏のお誘いで作品は違いますが、めでたく念願が叶いました。
しかもたいへん好評をいただく芝居に仕上がりました。
ありがたい事です。
およそ二ヶ月間の稽古…我が愛犬‘Jr.ジィジ’の老齢による深夜介護も重なり
なかなか充分に稽古ができませんでしたが…
そんな私を見かねた‘ジィジ’は稽古が本格化する前の
…十月十三日十二時二十八分に…奥方の腕のなかで永眠しました。
十七年と五ヶ月の長きに渡り、私たちに心の安らぎを与え続けてくれました。
そして荼毘をすませ…それからは稽古に集中する事ができました。
きっと天国から私を見護ってくれていたのだと手を合わせています。
また今回も、生花や日本酒にビール、お煎餅&洋菓子&ご祝儀等々沢山いただきまして
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!
                                     …飯山弘章

 

                                        
2009年10月31日(土)

 

夏問えば 思いだされる ものの音
名残さまざま こころ安らぐ
ド〜ンとな 花火があがり 隅田川
知人宅にて 今年も酒見
朝晴れて 昼間も晴れて 帰り道
ゴロゴロ響き ゲリラ豪雨や
太鼓鳴り 提灯ともり 盆踊り
昔の美人 今は高笑い
屋台には 童つどひて 愉しそう
これが欲しいよ それとあれもと
暑き夏 喉ごす音は ゴックゴク
上手きビールは 三度でそそぐ
真っ直ぐに グラスを立てて 真上から
そそぎ落とすや グラスの三分
つぎこみの 泡立ち止めて ルッキング
キメ粗き泡 消えるまで待つ
次なるは ゆっくり注ぐ 九分までに
大きな泡の 落ち着くを待つ
仕上げには グラス縁から ゆっくりと
そそぎいれて 泡盛り上がる
七割の ビールに対し 三割の
泡たてるのが、ベストな仕上げ
口当たり 円やかなりは きめ細か
クリーミー泡の なせる業とか
炭酸の ビリビリ刺激 少なくて
ビールの旨味 益々なりや
グラス底 丸みがあれば なおベスト
冷やし過ぎずに 飲みごろ四五度
大敵は グラス付着 油分
専用ほしい 洗いスポンジ
ベストなる つぎ方知りて またビール
飲む口実と ゴックゴクゴク
み〜んみん 今年は少な 蝉の声
玄関先に 抜け殻ひとつ

 
2009年9月2日(水)





盆迎え 準備をせんと 仏壇の
仏具を出して 拭き浄めんや
まこも敷き 位牌列べて 簾ごし
見上げし隣 窓がオレンジ
火がでたぁ〜 仔犬も鳴いて 叫んでる
ありゃりゃマジ カカカ火事かや
おとなりは 越して間もない 知らず人
もち顔知らず あたふた思案す
どうしよか 通報しよか いちいちく
いや待て先ずは 確認いそげ
飛び出して 跳び駆け上がり 叫びつつ
ノックもせずに 引きしドアノブ
いきなりて ビックリギクリ 眼が遭いし
アレ今どきの ギャルふたりぞ
あいさつも なし矢継ぎ早 どうしたん
ペコリすいません 指さす火元
フライパン やばいぞ炎 燃え盛り
換気扇にも とどくが如し
あるかいな 消化器はさ いえナイト
アレ困ったぞ 初期消火
なにかない 水で濡らして 被せるの
早くちょ〜よ 緊急事態
これはどう イケメンが出す あぁどうも
即受け取るや ジャ〜ブジャブ
それくらえ 松坂ばりの スライダー
投げ被せるや 水球タオル
ありゃまぁ しぶとき炎 まだ消えぬ
やはり必要 わが消化器
またいそぎ 飛び出し跳んで 駆け降りて
手渡されしは わが奥方や
すばやいな 見事なフォロー 感心す
そうその時や 鎮火したぞぉ〜
ホッとした や〜れやれやれ ボヤ騒ぎ
ひと騒がせな あぁ盆前夜
あのぅアレ セコム作動し 鳴ってます
事情話し 解除お願い
どうもです さっそく手配 いたします
アレレいないわ 仔犬がいない
やれ探せ 捜せよ仔犬 何処いった
通りにでたら さぁたいへんぞ
またまたの てんてこ舞いに 汗だくに
チビ君はてな どこ行ったやら
はじめての 燃え盛る火を 眼にしては
さぞかし怖き 思いぞ強し
しばし経ち ものかげ潜む チビ君を
抱きかかえてや 持ち主帰る
よかったね すいませんです 言い交わし
我が家に戻り 法月つるす
おがら割り 迎え火したく ととのえり
胡瓜馬に 茄子牛添えて
もらい火に ならずに済みし 迎え火が
ご先祖さまに 手を合わすなり
静まりて 夜のとばりの簾ごし
おとなり仔犬 まだこごえなく

 
2009年8月17日(月)

 

家のまえ 行き交う仲間 吠えまくり
奥方さまに 怒られまくり
うなだれて ショボくれ君 マイ寝処
縁に跨がり 腰ふりダンス
またもやさ 奥方さまに 叱られて
上眼づかいで ゴロリ寝込ぶ
はてさてや 去勢し君 玉なくて
なぜするんやら 腰ふりダンス
しばし経ち わが君またや 腰ふるや
おくがた不在で 得意満遍
やめんかい 停止注意 知らんぷり
わが言うことに 犬耳東風
夜更けし 腰ふり早く 止めナイト
じきに刻限 ご帰還時間
あんりまぁ ホレほら聞けや 鳴っている
ピンポンポンと 鳴っているもし
早く来い 上がりかまちに 集まれや
三つ指ついて お出迎えぞな
どうしたん 何してんだい わが君は
股間のぞいて 立ち往生
ありゃりゃ たいへんなこと 一大事
真ん中ダラリ 下がりし物が
わが君も おメメきょろり 腰おとし
股間見つめて 茫然自失
どうしょう どうしたものか どうするの
どうして出たの この腸詰め
わかんない 見たことないぞ こんなもん
だらりと下がり ぶぅらブラブラ
あっそうだ 主治医に早く 電話して
聞くが一番 でんは急げや
ありゃまぁ そうヤッパリね 電話には
どなたも出んわ 留守番電話
とにかくも お伝えせねば わが君の
股間に起きた この一大事
ことづてを すませて皆んな 呆然と
途方にくれて もう日も暮れて
しばし待ち 主治医からや 電話あり
対応たずね 理解するなり
下がりもの 脱腸でなく マジ○○○
少し冷やすか しばし待たれよ
あぁしんど 玉なしなのに こんなこと
あるやと聞けば たまにあるらし
アララのラ たまげた事さ 玉だけに
珠にあるとは アリャリャリャ
しかしてや しばしの後に 静まりし
股間ながめて みな安堵なり」
さわがしや ヤンチャ君の ひと騒ぎ
みな顔あわせ ホッと一息
トコトコと そしらぬ顔で マイ寝処
ゴロリ寝転び 眠りすやすや

 
2009年8月5日(水)

【号外ッス!! 】


またまたワチキの客演芝居のお知らせでございまっする。
タイトル=『♪ブルースな日々”家へ帰ろう”』
脚本・演出=是枝正彦…劇場=シアター1010(ミニシアタ-)
公演月日=今秋10月22日(木)〜31日(土)
…詳しくは、また後日 お知らせいたしまっする。
まだまだ先のお芝居のお知らせですが
皆々さまには今から是非、ご高覧スケジュールの調整をヨロシクお願いいたしまっする。

 

                                        
2009年8月8日(土)


マジほんと 鏡に映る おやじ顔
手加減なしで 歳は過ぎゆく
散歩終え 足を洗いし わが君は
水玉はじき 肌うらやまし
いにしえの 由来を記す 掲示板
ペンキが塗られ 落書き悲し
さわやかに チャリをこいで お買い物
心ウキウキ 握るハンドル
アレあるか もうないかもと お愉しみ
そこに突然 ガッガッのガッ
ナニかいな 何かアタマに ぶち当たる
ガッガッガッと ひっかくような
あっイタタ 何が起こった パニっくる
呆気にとられ ハンドルとられ
あぶ危な 片手でアタマ さわったら
カァカァカァと 鳴き笑い声
あの野郎 卑怯者め 無礼者
姿を見せず いきなり来るか
不意をつく 後ろからじゃ 手も出せず
ずる賢さに しばし茫然
なに思ひ われを襲うや 黒カラス
はてなと思案 あれこれ推理
何故われを 無防備なのに 狙ったか
聞いてみたいな はなさぬ鳥に
やれくやし 烏にアタマ 叩かれて
お目当て物も ないないカラス
生まれきて はじめてなりや こんなこと
当たり年かな 当たられ歳か

 

2009年7月20日(月)

 

梅雨空の 道端そっと 咲いている
ちいさき花よ あざやかなりし
あっ落ちた ハンカチ拾い あのこれが
朝ふと見かけ 心やすらぐ
チビコらの 散歩のついで モク拾い
吸いがらなきし 道うつくしき
雨降りて ながめし朝は チビコらと
川の字になり しばしくつろぐ
便利なり ビニール傘に エコの声
捨てられし数 世界一とか
知人から トウモロコシに さくらんぼ
枝豆もあり 旬を味わう
われ思う 親子ほどなる 学人の
初々しさよ かなり眩しき
七夕の 短冊に書く はて言葉
今年はなんと しばし梅雨空
さて一句 一に健康 二に皆も
三四五六 健康語録
なお一句 出来ることなら あと少し
メタボ予備軍 脇腹よ減れ
また一句 でも無理無理や この季節
蒸し蒸し汗に ビール益々
あと一句 おいおいもっと 気の利いた
事は言えぬか 脳が梅雨入り
では一句 気負いていえば あこがれは
伝えたきをの 手本となりたや
〆一句 まずは先ず先ず ひたむきに
梅雨に汗して 励み励まん

 
2009年7月7日(火)




 

 どうしよう どうしましょう
 この雀 まずはどこかに 入れましょか
 そうそうね 何か入れもの お手ごろな
 物はないかな 家のなかには
 それじゃぁ そのそのまんま
 待ってて ちょうだいな 雀子ちゃん
 アレレのレ ジュニア爺に サ〜君も
 のぞきに来たり 迷い子雀
 急がねば かよわき雀 可愛いそう
 まずは休まる 寝処捜しを
 あっそうだ 押し入れ捜そ 捜しましょ
 あれまぁないわ ないないづくし
 これがいい、いやいやでかい あっこれだ
 中身を出して さぁチャレンジ
 新聞紙 ちいさく裂いて ちぎります
 できた出来たよ 即席HOUSE
 さぁ中に 入りなしゃれ さぁどうぞ
 サ〜ドが入って なにしてるんや
 どきなさい とサ〜を出して
 そしたらば 今度は爺ジ やんやと吠えり
 構わずに雀子そっと 置き放す
 あらまぁ跳んだ 飛び越え寝処
 下駄箱の 下にこっそり ちぢこまる
 お〜い出てこい 迷子の雀
 手を伸ばし 片手でTRY 掴みんだら
 あらまぁまただ 飛び隠れんぼ
 今度こそ ゆっくりそっと 傘立ての
 脇すみに手を 差し延べCATCH
 包みこみ 重ねし両手 よく見れば
 か弱き雀 端正な顔
 緻密にて 愛らし瞳 EYEライン
 ひとすじ黄色 鮮やかなりし
 手のうちに 小さき躯 か細きや
 されども触れる 胸板あつし
 およぎし瞳 超不安げ 寂しそう
 どうしたものか 家で飼えるや
 むり無理よ 飼えるわけない どうしょか
 ちかくに鳥屋 あるわけないき
 えさもなく 鳥かごもなく 知識もない
 ないないづくし 途方にくれり
 チビこらも 頭抱えて どうしょか
 どうするものか と家族会議
 ちと待てよ 今ごろきっと 親スズメ
 どこへ行ったか と家族会議
 そうそうね 不安心配 高まりて
 行動開始 探索飛行
 そういえば 我が家近く すぐ近く
 チュッチュッと 泣く声聞こゆ
 それならば 玄関先に 置いとけば
 見つけて嬉し 親子再会
 そうそうね 早く置きましょ 急ぎましょ
 おいおい待てや ちょいと待ちや
 電線に あいつ止まって 狙ってる
 こっちを見てる ハイエナ烏
 危ないか マジ捕まりゃ ヤバイ事
 一先ず家に 避難待機や
 どうだろか 草むらの中 避難して
 親どり待ちて たたずむ案は
 そうそうね それがいいかも そうしましょ
 あいつが去った 今がチャンス
 家近く 公園茂み そっと置く
 さっさと奥に 歩みし雀
 草むらに 姿が消えて 子雀よ
 元気に生きや と敬礼し吾!

 
2009年6月22日(火)

 

 


 

梅雨入りて 暦をみれば みずなしつき
散歩道 LOVE鳩カップル 見つめ合う クチバシ合わせ 仲睦まじき
我がサード はたと見るやに 神風特攻 恋人鳩は 空に舞ひ飛ぶ
サード君 大人し犬に 吠えまくり
サード君 煩さ犬には 逃げまくり
ジュニ爺じ ゼンマイ仕掛け で歩いてる
よっこいしょ 胡座をかけば すぐに来る
ジュニ爺わが足山 越えて よっこらしょ
我が爺じ 食事催促 猫なで声
つづいてる 忙しいのに ジュニ爺じ 早く抱っこと 抱き抱けコール
やれやれと 片腕抱きで 吠えやんだ 静けさ戻り 片手で仕事…
外は雨 紫陽花ながめ ぼんやりと 窓辺で二匹 寄り添い あくび…
ねぇちょっと これ見て見てよ と差し出した その手の中に 雀子 キョロリ
                                           〜つづく〜

                                        
2009年6月11日(木)







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